腸を守るためにいつもの食事から減らすもの

「グルテン」

グルテンとは小麦やライ麦などの穀物に含まれているタンパク質のこと。

グルテンを含む食材にはパンをはじめ小麦粉から作られたパスタやうどんラーメンやクッキー、ドーナツなどの菓子類、シリアル、カレールーなどです。

毎日の朝をパン食でなく日本人が昔から食べてきた米食にすることをおすすめします。

グルテンは腸にとって炎症やアレルギーをもたらす「毒」です。

「毒」に対する感受性には個人差がありますが、

消化に問題がなくても集中力の低下、慢性疲労、下痢や便秘、肌荒れ、重いPMS(月経前症候群)や生理不順、不妊症、喘息など。

人によりさまざまな症状が出ることを覚えておきましょう。

「カゼイン」

牛乳、ヨーグルト、バター、チーズなどの乳製品に含まれる、カゼインというタンパク質も、腸や副腎も有害なものです。

アレルギーの原因になり、花粉症、めまい、アトピー性皮膚炎、下痢や便秘などを引き起こす危険性があります。

乳製品は豆乳製品などに代用する。

便秘に良い乳酸菌はヨーグルトではなく、味噌や漬物などの植物性食品からとる。

カルシウムは牛乳からでなく小魚から摂ることをおすすめします。

腸壁の免疫バリアを壊す犯人

炭水化物をとりすぎで、腸に「カンジダ」というカビが生えてきます。(カンジダはもともと体内に住んでいる日和見菌)

カンジダが引き起こす腸の状態のひとつが「リーキーガット症候群(腸もれ症候群)」。腸の粘膜の炎症が進んで損傷が起きると腸管壁に穴があいて「腸もれ」をおこします。

便のにおいが臭い人、おならが臭い人もカンジダ菌が悪さをして腸内細菌の悪玉菌が発酵している可能性が高いといえます。

カンジダを退治するためにはカンジダにエサを与えないことです。甘いスイーツや炭水化物はカンジダのエサになります。

副腎疲労で不足している栄養素

副腎がストレスや炎症(火事)に対抗するコルチゾールなどのホルモンを生産する過程で、ビタミンB群が大量に消費されます。

ビタミンBが多く含まれている食べ物は全粒の穀物、豚肉、みそ、レバー、卵など。

この中で吸収がいいおすすめの食材は豚肉です。

腸の粘膜を修復する

リーキーガットの治療で外せないのが、魚油(フィッシュオイル)です。

サバ、サンマ、サケ、イワシなどの脂肪分が多い魚に含まれるDHA・EPAなど、オメガ3系の不飽和脂肪酸を多く含んでいて抗炎症作用が強いものです。

魚油以外にも亜麻仁油(あまにゆ)やシソ油、エゴマ油などのオメガ3系の不飽和脂肪酸の油オリーブオイル、ココナツオイルなど良質な油をることは効果的です。

オメガ3系の油は熱に弱く酸化しやすいため、加熱せずにサラダのドレッシングに使うのが良いです。

腸の細胞を再生させる「亜鉛」をとろう

亜鉛不足になると炎症や傷の治りが遅れることがあります。「亜鉛をとることによって炎症をおこした腸の再生が期待できる」のです。

あさり、はまぐり、牡蠣などの魚介類には亜鉛が豊富に含まれています。

亜鉛はタンパク質の合成や免疫機能の維持、ホルモンの分泌に必要なミネラルです。

副腎疲労かなっと思ったら

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参考書籍

老化は副腎で止められた 本間良子 本間龍介著

参考ホームページ

ストレスで炎症体質に?副腎疲労から抜け出す10つの食事習慣

副腎疲労とうつ病の違い グランプロクリニック銀座