オナラや便の匂いや形は、腸内の健康状態を知るすばらしいバロメータです。オナラや便が異常に臭かったら、腸内で腐敗が起きていると思って間違いありません。
■便の回数
腸の状態が良い人(健康な人)は毎日、かならず排便します。2日に1回の排便で健康な人はいません。
なぜなら、便は1日出ないだけで、腸のなかの腐敗菌は加速度的に増えるからです。こうなれば、免疫力も急激に落ちるでしょう。
■便の形
腸の状態が良い人(健康な人)ほど、太く、しっかりとした形の便がでます。
直径は2〜3センチ、長さは15センチぐらいのバナナのような便が出るのは健康な人です。健康な人の便は、適度な水分を含んでいるので、スルッつるんッとでます。
逆に、硬くてコロコロとした便や、水のような下痢がつづく人は、要注意です。
■便の色
腸の状態の良い人(健康な人)の便は、黄色っぽい色をしています。
腸の状態が悪い人ほど、黒くなり、茶色の色が濃くなります。肉類中心で、脂肪の多い食事をしている人は黒くなりがちです。
■便の量
あくまでも目安ですが、ふつうは1回に100〜200g前後、多い人は1日に300〜500gぐらいでます。
便の量には個人差もありますし、日によっても違うので、まずはしっかり出すことを心がけてみましょう。
参考書籍
70歳でボケる人、110歳まで元気な人 鶴見隆史著