あなたの周りに更年期障害が重い人と軽い人がいませんか?
その差は何かというと、前回に続き、ここにも副腎が関係しています。
閉経後の女性ホルモンはどこで作られるか?
信じられないかもしれませんが、閉経後の女性ホルモンは、卵巣でなく副腎で作られているのです。
副腎が疲れてしまうと女性ホルモンの分泌が減少し、更年期障害が重くなるのです。
ところが、副腎が元気な人は、エストロゲンの分泌量が急激に減ることはなく、ソフトランディングするかのようにゆっくりと落ちていきます。
「それは副腎がしっかりとサポートしてくれるから」
卵巣からエストロゲンの分泌量が減ったことがわかると、すぐに必要な分だけ分泌してくれるからです。すると更年期症状も軽くなります。なんと、まったくないという人もいます。
閉経が近づいて卵巣が機能しなくなると、卵巣から副腎にバトンタッチ行われます。副腎が、女性ホルモンであるエストロゲンを分泌する働きを一手に引き受けてくれるのです。
更年期症状とは
40代〜50代で、顔のほてりや発汗がある、ボーっとすることが多い、疲れが取れない、気分が落ち込む、イライラする、などの更年期症状に悩まされる人は少なくありません。
女性の場合、40歳を過ぎるころから、女性ホルモンの分泌量はガクンと減っていきます。このホルモンの急激な減少に体が対応しきれなくなくて、ホルモンの欠乏症状として更年期症状が出てくるわけです。
さいごに
副腎が元気であれば、年齢を重ねても女性ホルモンは「低め安定」に維持され続け、一生元気でいられるのです。次回は副腎のケア方法について投稿予定です。
参考文献
老化は副腎で止められた 本間良子 本間龍介著
参考ホームページ
更年期障害 HITO病院
更年期障害も糖化が原因か? IN YOU journal