前回、水素は地球上でもっとも小さな物質で細胞内や脳内にも容易に入っていくということを投稿しました。
脳には不要な物質が侵入しないように「脳を守るためのバリアシステム」が存在しており「血液脳関門」といいます。
なぜこのようなしくみがあるのでしょうか?
その理由は、脳の組織が体の中でも特に守らなくてはいけない細胞であるためです。
脳は、一度壊れてしまうとその修復はとても困難で、体内のほかの組織のように、どんどん細胞分裂して新しい細胞に入れ替えることが難しい部位です。
まさに、最大級の防御機構を備えておくべき臓器です。
血液脳関門とは脳のどこにあるのでしょうか?
”関門”という言葉から連想して、血管中に扉や弁のような構造物があるようなイメージをする人もいますが…実際に血液脳関門が存在するのは、脳の毛細血管です。
脳の毛細血管は他の部位の毛細血管と違い、血管壁を形成する細胞に特殊な機構があり、血液は、
毛細血管の細胞膜→基底膜→脳脊髄液→軟膜→グリア細胞→神経細胞
といくつもの関所をクリアする必要があります。(以下の写真)
脳腫瘍やアルツハイマー病など、脳の組織に効果がある薬の開発が難しいのも、血液脳関門の存在が要因の一つになっているのです。
水素の特徴
水素は地球上で最も小さな物質です。
ビタミンなどの大きな物質では通り抜けることが出来ない人間の身体の奥深くまで入り込んで、脳内や細胞やミトコンドリアまで入っていくことができます。
水素分子は脳内の血液脳関門を通過できる抗酸化物質です。
*抗酸化物質とは身体の老化を抑える作用のある物質のこと
日々体内に取り入れる物質の中には、誤って血液脳関門を通過してしまうような物質も存在します。
我々は「脳によくない影響を与える成分が入っている」という認識があれば、それらの摂取を控えることができる生物です。
一生使い続ける脳に負担をかけすぎないよう、水素をうまく活用しながら気を付けていきたいものですね。
・5分でわかる「血液脳関門」!脳を守る重要な関門!その構造としくみを現役講師が簡単解説
・家族みんなが病気にならない食べ方事典 山田豊文著
を参考にさせていただきました。