日本の食べ物はミネラル不足で力がない
現代人はビタミン不足と言われますが、ミネラルについて意識している人は少ないのではないでしょうか。
ミネラル不足の知られざる原因として、
・弁当、惣菜、冷凍食品、レトルト食品などの原料に「ミネラルが溶け出した水煮食品」がたくさん使われている。
・ハム・ソーセージ・和菓子・缶詰などの加工食品に「リン酸塩が添加されミネラル吸収を阻害」している。
・食品の原材料の大半が「精製されてミネラルが抜かれている」
・日本の農作物にミネラルが減っている
最近は、偏った食生活などで、ミネラル不足に陥っている人が増えてきています。
多くの病気にミネラル不足が関与している
発達障害 低体温 うつ病 糖尿病 肥満 冷え症 化学物質過敏症 生理不順 便秘 アトピー性皮膚炎 薄毛 子宮内膜症 潰瘍性大腸炎 甲状腺ホルモン亢進症
ミネラルとは
たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミンと並び、5大栄養素のひとつが「ミネラル」。
体を構成する重要な成分であり、筋肉や神経の働きを調節したり、ビタミン同様、代謝にも深く関わるなど体の中でさまざまな働きをしています。
ミネラルの必要量はごくわずかですが、とても重要。不足すると、欠乏症になり、いろんな病気を引き起こすことにもなります。
そして、残念なことにミネラルは体の中ではつくり出すことができません。
解毒などに関わるしっかりとりたい重要なミネラル
マグネシウム:ナッツ類、大豆製品、海藻など。
亜鉛:カキやイカなどの魚介類、肉類など。
鉄:肉類、魚介類、海藻、大豆製品など。
セレン:イワシなどの魚介類、穀類など。
クロム:イワシなどの魚介類、海藻、豆類など。
モリブデン:大豆製品、豆類、穀類など
ミネラルを着実に補給するためにはスープや水で
ミネラルは幅広い食品に含まれるので、摂取するにはバランスの良い食事を取りましょう。
食品を煮ると、その煮汁にミネラルが溶け出すので、できれば味噌汁やスープなど汁ごと取れるものを常食しましょう。
ミネラルを摂る手段として「水」がありますが、真水でなく、ミネラルウオーターを飲むようにするとわずかずつでもコンスタントにミネラルが補給できます。
水に天然塩(海塩か岩塩)をひとつまみ入れて溶かせばミネラルウオーターの代わりになります。
梅干しをつけてある梅酢があれば、水に少量入れるのもいい方法です。
参考書籍
食べなきゃ危険! 小若順一、国光美佳、食品と暮らしの安全基金 著
この薬、飲み続けてはいけません! 葉子クリニック院長 内山葉子 著