副腎が元気な人と疲れている人では骨粗鬆症になるリスクが全く違います。

骨がスカスカになりもろくなる「骨粗鬆症」。女性に圧倒的に多いのは、更年期症状同様女性ホルモンが大きく関係してきます。

女性ホルモンのエストロゲンは「骨の新陳代謝」にも関わっていて、閉経を迎えてエストロゲンが急減すると骨形成が追いつかなくなって骨量が減っていくわけです。

副腎が元気であれば、卵巣からその働きがバトンタッチされエストロゲンは分泌され続けます。

副腎が疲れていて余力がない状態だと卵巣の仕事を肩代わりできないのです。

体の中に炎症=火種が多く、コルチゾールが過剰に分泌された状態になると、骨が脆くなることがわかっています。

火種を多く持っている人、体の不調が多い高齢の方は、それに対応するために過剰にコルチゾールが分泌されるので、骨粗鬆症になりやすいといえます。

転倒による骨折を防ぐ

エストロゲンの分泌低下することによって耳の奥にある三半規管という平衡感覚を司る器官の機能が低下することがわかっています。三半規管がしっかり働いてくれると転倒予防になります。

最後に

骨粗鬆症は、副腎を元気に保ち、エストロゲンの分泌をキープすることが最善の予防策です。

参考文献 

老化は副腎で止められた 本間良子 本間龍介著

参考ホームページ

女性ホルモンを増やす方法はあるの? 大塚製薬