「副腎ケア」はアメリカ抗加齢医学会の常識

日本ではあまり注目されていない「副腎」ですが、アメリカ抗加齢医学会はもちろん、ヨーロッパでも、あらゆる病気や症状を治療する際に、まず「副腎ケア」することは常識になっているそうです。

副腎ケアの基本ルールはたった2つ

1腸の状態を整える。いつもの食事から小麦と乳製品を減らすだけで大効果

2肝臓の負担を減らす。毒素を入れない食事&デトックス食材で解毒機能アップ。

副腎とは

腎臓の上にあるピラミッドのような形をしたクルミほどの大きさの臓器です。

副腎から分泌されるホルモン(血管の中を行きかう興奮伝達物質)は実に50種類以上あります。

老化症状は、体のいろいろな部位で生じる炎症から起こります。

老化という名の炎症の”火消し役”ホルモンの「コルチゾール」は、副腎で作られます。炎症が増えてくるとコルチゾールの分泌に限界がきます。

炎症とコルチゾールのバランスが崩れると副腎は疲労し体の不調が出てきます。

「老化」という名の火事(炎症)は消し止められる

血管で火事が起これば動脈硬化、脳の血管に火事が起こって血管が詰まれば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞、肌で起こればシミやシワになります。

そして副腎の機能が衰えると、こんな老化症状をひこ起こします。

1物忘れ、思考力・認知機能の低下

2不眠症、睡眠障害

3キレる、イライラ、感情のコントロールが効かない

4高血圧、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、肥満などの生活習慣病

5うつ、倦怠感

6更年期障害

7骨粗鬆症

8便秘、下痢、お腹の張りなどの腸トラブル

9皮膚の乾燥(たるみ、シワ)、髪の老化(薄毛、白髪、ツヤがなくなる)

10その他、リウマチなどの自己免疫疾患、アレルギー症状

最後に

副腎ケアの基本は、副腎の”毒”となる食べ物やストレス物質を体の中に入れないという「引き算」のケア。毎日の生活習慣をちょっと変えるだけで、誰にも健康で、若々しい心と体に生まれ変わることを実感できるはずです。

参考文献

老化は副腎で止められた 本間良子 本間龍介 著

なんでもホルモン 伊藤 裕 著