知っておきたい西洋薬の問題点
・大部分の西洋薬は体のバランスをくずす
・多くの薬を使っていると肝臓でできる大事な酵素が不足
・人体が維持されるための必須ミネラルや微量ミネラルが不足する
薬は「病気や症状を改善するもの」であると同時に「体に害を与えるもの」でもあります。
短期間でわかるハッキリとした副作用以外にも長期間使うことで、体には思わぬ影響が出るもの
・抗菌薬(いわゆる抗生物質):カゼには効かないのに長年使われてきた
・胃酸抑制剤(胃腸薬の一種):胃酸が少ないのに過多と診断されている場合が多い
・痛み止め(解熱鎮痛剤):胃腸障害や腎障害を起こすことがある
・高脂血症薬(コレステロールを下げる薬):悪者にされてきたコレステロールは実は大切な物質
飲み続けてない方がいいが、やめる際には注意が必要な薬
降圧剤(血圧を下げる薬)
向精神薬(中枢神経に作用し、精神機能に影響を及ぼす薬、航うつ薬など)
薬を飲むのを否定するのでない
必要とされたら飲む。しかし、自然治癒力(体が本来持つ病気を治す力)を高め、自分で病気の改善に努めて、できるだけ薬をやめられるようにしていくことが大切です。
そのつど状況を見直して減薬や断薬をしていくというのが正しい薬との付き合い方です。
副作用には2種類ある
A 薬の使用が比較的短期間でも出てくる、広く知られている副作用
B 薬を長く使ううちに現れる、あまり知られていない副作用
Bの「薬を長く使い続けることでさまざまな弊害が起こりうる」ことをよく知っておく必要があります。
大切なのは「やめる努力」と「いう勇気」
「やめる努力」とは食事や生活改善をはじめとした患者さん自身の心がけです。
「いう勇気」とは、主治医に減薬や断薬について相談する勇気ということです。
現在の日本では薬が過剰に用いられるケースが多く、その責任は医師と患者双方にあります。
「出された薬は黙って飲む」のではなく、「本当に今の自分に必要だろうか。過剰に飲んでいないだろうか」とチェックしていく目が必要です。
大部分の西洋薬は体のバランスをくずす
多くの西洋薬は決して病気を根本から治すものではないということです。
症状を覆い隠したり、一時的に軽減したりするものです。
それがいけないということでなく西洋薬はそういう働きかたをすると知った上で上手に活用しましょう。
最終的に体を治すのは
薬は症状の改善をサポートしてくれますが、最終的に体を治すのはあなた自身に備わった自然治癒力です。
薬で少し症状が楽になった際に、自分の自然治癒力が発揮されやすいようにして、病気が治るのを待たねばなりません。
大切なこと
薬は早く効かせようとするほど、体に負担がかかることが多いものです。むやみに即効性を求めないで、休む時はしっかりと休むことも大切です。
体へのダメージを最小限にしながら上手に薬を活用しましょう。
参考書籍
この薬 飲み続けてはいけません 葉子クリニック院長 内山葉子著