健康も不健康も長寿も短命も、腸の状態によって決定されます。

腸内環境をコントロールし、大腸を健康の発信源にすれば連鎖的に全身の健康を立ち上げることもできます。

1 ストレス

ストレスを感じたときに腸で放出される「カテコールアミン」という神経伝達物質が、大腸菌の増殖を促し、病原性を高めることがわかりました。

腸はデリケートな器官です。過労や夜ふかしなどをなるべく控え、腸内環境を悪化させないようにしましょう。

2 抗生物質

抗生物質は病気治療ぬなくてはならない薬ですが、人体に害を与える細菌だけでなく、有用な働きをしている細菌にも作用します。その結果、腸内の善玉菌が数が減り、悪玉菌や日和見菌の割合が増えて腸内環境が崩れてしまうことがあります。

日頃から「高食物繊維・適たんぱく質・低脂肪」を参考にしましょう。

3 リーキーガット

リーキーガットとは小腸内部の粘膜に穴があき、そこから毒素や細菌、未消化の食べ物などが血液中にもれ出てしまう現象。リーキーガットの原因と挙げられるのが、小麦タンパク質の「グルテン」です。

リーキーはガットはグルテンの過剰摂取や偏った食生活、ストレスが原因で起こるため、食生活の改善や生活習慣を見直すこと、適度な運動や気分転換を行いストレスを溜めない生活を心がけましょう。

4 運動不足

下半身の筋肉は、腸を刺激して便通をうながし、よい便通は、よい腸環境をつくります。「便を押し出す力」を日常的に鍛えている生活習慣も腸内環境改善の要になります。

5 食品添加物や化学調味料

食品添加物の入った食品を多く食べている人の便は、量は少なく状態も良くないようです。これは腸内細菌の量が少なく、働きも悪いことを示しています。

市販の弁当には食品添加物が多く含まれています。たまには仕方ないですが、毎日毎食コンビニ弁当というのは避けた方がいいでしょう。

まとめ

腸内環境を整えるには、いい便をつくり、よく育て、よく出すが大切であり。それには、食物繊維を食べること、腸内細菌バランスを良好に保つこと、運動することです。

参考文献

藤田式かしこい腸の育て方 藤田紘一郎著

100歳まで元気な人は何を食べているか? 辯野義己著

参考ホームページ

やさしいLPS 自然免疫応用技研株式会社

どうして腸は大切なの? 腸内バランス編 興和株式会社