「パンと牛乳」という大きな問題が見逃されている

甘いお菓子、スナック菓子。インスタント食品、添加物たっぷりの加工品などが体に悪いことは、皆さんご存知でしょう。

体調の悪い時は、こうした食品を極力とらないようにする人が多いと思います。

しかし、そのように心がけているのにもかかわらず、ずっと体調が悪い人、慢性病が改善しない人が、おおぜいいらっしゃいます。

ここに見逃されている大きな問題があります。

それが「パンと牛乳」です。

多くの人が悩んでいるさまざまな不調や慢性病が、パン・牛乳に密接に関係しているのです。

パンと牛乳が深く関わって発症、悪化する症状・病気

日常的な症状

便秘 下痢 おなかの張り 肩こり 頭痛 日中の眠気 なかなかやせない 疲れやすい 鼻水・鼻詰まり 節々の痛み 生理痛 排尿トラブル 尿もれ 乾燥肌 原因不明の湿疹やかゆみ じんましん イライラ 落ち込み 

病気 

花粉症 アレルギー性鼻炎 ぜんそく 慢性関節リウマチ 慢性疲労症候群 線維筋痛症 アルツハイマー病 パーキンソン病 潰瘍性大腸炎 過敏性大腸症候群 甲状腺疾患 子宮筋腫 卵巣嚢腫 不妊症 うつ 乳ガン 前立腺ガン 自閉症 多動症 アトピー性皮膚炎

なぜパンをやめたほうがいいのか?

・小麦のもたらす多幸感(非常に強い幸福感)によって「中毒症状」を起こす。

・現在の小麦はもともと持っている人の消化酵素では、消化がしにくいものへと変化している。

・小麦のグルテンは消化されにくいため体内で「異物」と見なされ、それを攻撃する抗体ができてしまう。

・小麦は卵、牛乳と並んで、「アレルギーを起こしやすい3大食品」の1つ。

・小麦に含まれるグルテンに似たアミノ酸配列を持っているいくつかの臓器が抗体によって攻撃されてしまう。

・小麦に含まれる糖質によりインスリンが過剰に出てしまい、血糖値が下がりすぎてしまい反応性低血糖になる。

・有害な糖化物質が蓄積して糖尿病、認知症を招く。

・腸の炎症を起こし不用物や有害物が入りやすくなる。

・「新しい細胞ができにくくなる」「うつや精神的不安定が起こる」「免疫力が低下してガンなどが起こりやすくなる」

・小麦は遺伝子組み換えの比率が高い。

・小麦に使用されるグリフォセートという農薬が残留していて神経障害、ホルモンの機能障害につながる。

・原材料にただ「小麦」と書かれている場合は、ほぼ輸入物で、遺伝子組み換えやグリフォセートという農薬使用の小麦と考えられる。

なぜ牛乳をやめた方がいいのか?

・人は牛乳に含まれるカゼインを分解する酵素を持っていない。

・牛乳のアレルギーは、特に鼻周辺のリンパ組織に出やすい。

・牛乳・乳製品をとるとパン同様に中毒症状が起こる。

・牛乳を飲むことで、骨からカルシウムが溶け出し、骨が弱くなることにより骨粗鬆症につながる。

・牛乳に含まれる女性ホルモンや有害物と乳ガンとの関連性が疑われている。

・動脈硬化や腎障害など、血管の障害を招くリスクを高める。

さいごに

タイトルは「パンと牛乳は今すぐやめなさい」と、ちょっと強い表現ですが、これを万人に押し付けるつもりはありません。

パンと牛乳をとっていても元気でいられるなら、それでもいいと思います。

また病状や体質、どこまでの改善を求めるかによっても違いますが、パンと牛乳を「一生、ひと口も口にするな」などというつもりはありません。

もちろん完全にやめられればベストですが、量を減らすだけで効果が認められる例も多数あります。

また少なくとも3週間やめていただくと、大部分の例で効果が見られます。

その後は「嗜好品としてたまに楽しむ」程度にして、良い体調を維持している人も多いのです。

参考書籍 

パンと牛乳は今すぐやめなさい! 葉子クリニック院長 内山葉子