欧米におなかまわりが太い人が多いのは肉食でなくパン食のせい

一般には「肉食が多いせい」と思われていますが、「実はパンが大きな原因」です。

内臓脂肪の役割

現在の小麦は品種改良によって消化されにくくなっています。

その小麦を使ったパンを食べるほど体には未消化物が溜まりやすくなります。

未消化物は体にとって不要でできれば体内に入れたくないものです。

体は自己防衛のために不要な未消化物をためておく「倉庫」を作ります。

その役目を果たしているのが内蔵脂肪です。

小麦には中毒性がある

パンに含まれるグルテンの一種、グリアジンには食欲を亢進させる作用があります。

一度パンを食べると翌日も小麦製品が食べたくなり、過食傾向に走ってセーブができにくくなります。

パンを常食していると

内臓脂肪からは炎症を起こしたり、動脈硬化を進めたりする物質が増えやすくなります。

その他、脂質異常症(血液ドロドロの危険な状態)や糖尿病(血液中の糖で血管が傷つく)、高血圧(血管に無理をさせ続ける状態)の引き金になります。

さいごに

パンの常食をやめると逆におなかまわりからやせていきます。

体重はそれほどへらなくてもおなかまわりが引き締まるのが特徴です。

パンは、単に「食べ過ぎて太る」という以上に、「内蔵脂肪を増やす食品」ということを覚えておいてください。

参考書籍

パンと牛乳は今すぐやめなさい! 葉子クリニック院長 内山葉子著

参考ホームページ

内臓脂肪とは何?皮下脂肪との違いや減らす方法について解説! ハウスダイレクト